2010年1月4日月曜日
利休七則
茶は服のよきように点て、
炭は湯の沸くように置き、
花は野にあるように、
夏は涼しく冬は暖かに、
刻限は早めに、
降らずとも雨の用意、
相客に心せよ
千利休
千利休は、茶の湯の上で心得ておくべき最も大切なことはなにかと弟子に問われて、上のように答えました。この言葉は利休七則(りきゅうしちそく)と呼ばれ、茶道の世界で現在まで大切に受け継がれているそうです。
「茶は服のよきように点て」とは、客人が飲んでおいしいようにお茶を点てる、要するにそれだけのことです。利休七則は、客人をもてなす上で、当り前のことを当たり前にすることが大事だ、と教えているように思います。
特許事務所もサービス業ですから、お客様に満足していただけるように、しっかりと準備をしてタイムリーにサービスを提供することが大切です。私達が仕事をする上でも、利休七則に学ぶことができる部分があるのではないでしょうか。
たとえば、「花は野にあるように」は、「花」を発明やデザインとしてとらえると、お客様からお預かりした発明やデザインの価値を最大限に生かす工夫が大切、といった意味になるでしょうか。
「降らずとも雨の用意」は、明細書などの出願書類の中に、色々な状況を想定して「傘」を準備しておく、などの解釈ができるのではないかと思います。
2010年の仕事始めです。
当り前のことを当たり前にする、その原則を忘れずに、お客様に満足していただけるよう今年も精進していきたいと思います。
(H.O)
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2 件のコメント:
最近の一連のブログを読むと、なんだか、よく勉強していると思いますね・・。
コメントありがとうございます。
勉強しているというか、ブログを書いてると、ネタはないかと意識してアンテナをはるようにはなりますね。
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